2020年度決算、補正予算とも全会一致
日本製紙の雪堆積場はキャンセル
トリプル選挙の影響で1カ月遅れとなった第3回定例市議会が11月10日に閉会しました。今津寛介新市長の市政の方向性が問われる議会となり、日本共産党は能登谷繁が代表質問、石川厚子が大綱質疑、小松あきら、まじま隆英が一般質問を行いました。2020年度決算、新型コロナの第5次追加対策などの補正予算は全会一致で可決しました。
排雪倍増、生活道路だけ
今津寛介市長の選挙公約では「市内全域の排雪回数倍増」と打ち出していましたが、議会が開かれると、排雪倍増は生活道路だけ2回にすることにトーンダウンしました。しかも、現状では生活道路の排雪は、すでに平均で1・7回行っていますので、それが2回になってもあまり変わらないのではないかと指摘されています。
財源については、市長が国との太いパイプでもってくると言っていますが、一方で他の事業の見直しとも言っています。市民サービスを削るようなことがないように、厳しくチェックしていく必要があります。
子ども医療費無償化、「段階的に」
市長公約では、子ども医療費を中学校卒業まで無償化するとしていました。市民団体や日本共産党も長年要求してきたことであり、早急に実施するよう質問しました。
しかし、市長の答弁では、一度に中学卒業までではなく「市全体の事業の見直しの中で、状況によっては段階的にいうこともあります。総合的に実施時期と方向性を判断してまいります」に、すっかりトーンダウンしてしまいました。
日本製紙の雪堆積場はズサンな事務執行
日本製紙(株)旭川工場の敷地を使用した雪堆積場は、9月14日の臨時議会で議決しました。
その後、日本製紙が方針転換し使用を断ってきました。
そのために、市が予算を減額し債務負担行為を廃止する極めて異例の対応になりました。
旭川市が、地権者である日本製紙本社の意向を確認しないまま臨時議会にかけたことが最大の問題であり、杜撰な事務執行が問題になりました。
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