2017年6月27日、第2回定例市議会閉会日の本会議直接質疑で、石川厚子議員は保育料の多子軽減について質疑しました。
国の保育料軽減策と道の多子世帯の保育料軽減策によって、年収640万円程度までの世帯で、保育所等を利用する第2子以降の3歳未満児の保育料が無料になりました。そのこと自体は評価します。
しかし、所得割課税額16万9千円(年収640万円程度)を境に第1子のカウントの仕方が変わるのです。16万9千円未満だと上の子が小学生以上でも第1子とカウントしますが、16万9千円以上だと小学生は第1子とカウントしません。その結果、たとえば上の子が小学生で第2子目が2歳という同じ年齢であっても、16万9千円未満の世帯では2歳の子の保育料がゼロとなり、それを超える世帯では月額4万円にもなってしまうのです。
石川議員は、所得の高い人はそもそも保育料が高いのに、所得制限を設ける必要はないと指摘しました。
また、この制度は認可外保育施設利用者は対象外ですが、認可保育所等に入所できず、やむなく認可外保育施設を利用している人もいます。
石川議員は、旭川市独自で助成すべきではないかと求めました。