西川市長は公立大学に関して、2019年4月の定例記者会見で「当面の課題については一定のめどがついた」として、「今後、旭川大学をベースにした公立大学設置に向けた取組みをすすめたい」と記者会見しました。
旭川市は、これまで三年間「設置の可能性」について検討してきました。議会も今年三月までの二年間、特別委員会で調査してきました。しかし、旭川市としての検討の結果に関するものは作成されていません。また、議会の調査特別委員会でも設置について意見の一致をみることができませんでした。
日本共産党は、授業料や入学金が安い公立大学の優位性は認めながらも、旭川大学の公立化には多くの課題があり、その課題解決の見通しが重要であると当初から指摘してきました。
その課題とは
①今後の市の財政負担
②公立化から外れる高校、幼稚園、専門学校の運営見通し
③名寄市立大学と競合する学科についての協議などです。これらの課題に関する見通しが、いまだに議会にも市民にも示されないのは重大です。