旭川市議会第2回定例会が2019年6月28日に閉会となりました。日本共産党は小松あきら・石川厚子議員が一般質問に立ち、議案審議では能登谷繁・まじま隆英議員が質疑に立ち、4人の議員団全員が本会議に立ち、市政課題をただしました。
一般質問では、小松議員が公立大学問題や児童相談所設置の課題、税の差押えの問題をただし、石川議員が給付型奨学金、使用料手数料の改訂、放課後児童クラブの民間委託について質問し、様々な課題が明らかになりました。
議案審議では、まじま議員が幼児教育の無償化の問題点、能登谷議員がペーパン川の改修、JRの路線維持について質疑しました。
市営施設の使用料引き上げか:使用料・手数料の改定
旭川市は2020年度から、市営施設の使用料や各種手数料を14年ぶりに改定する予定です。
これにより、地区センターや住民センターの使用料は引下げしますが、公民館の使用料や動物園の入園料が引上がる見込みです。
引上げ額の上限を現行の1.5倍以内としていますが、例えば永山公民館の大ホールを午前の時間帯で使用する場合、現在の1,000円から1,500百円になりますが、4年後に予定されている2回目の改定で2,880円になる見込みです。
旭川市は、現在、公民館の利用率が高く、地区センター・住民センターの利用率が低いため、同じような料金で利用できることで施設の有効活用を図るとしていますが、公民館が営利目的の施設として利用されるのではないかと危惧する声も聞かれます。
公民館は、社会教育法に基づく社会教育活動の施設であり、単なる貸館ではありません。
今後の方向性を注視する必要があります。