水道の減免制度の見直し
旭川市水道局は、長年にわたって実施してきている上下水道の減免制度の見直しを行おうとしています。
減免は現在、生活保護受給世帯には5割減免、独居高齢者世帯には4割減免が実施されています。これを新年度から全部廃止する予定です。
すでに、今年7月から水道料金の引き上げが決定されており、さらに減免制度が全部廃止となれば、生活保護世帯では2・3倍もの負担増、独居高齢者世帯でも1・6倍程度の引き上げとなり生活を直撃します。
減免は、他にも児童扶養手当の受給世帯や障害者のみ世帯にも実施されていますが、これらも来年度の見直しに向け検討するとしています。
上下水道料金の減免額については水道料金に影響を及ぼさないように、一般会計から水道局に補てんしています。今回の見直しの動機は、市長部局からの補てんの削減が理由とされています。
日本共産党は「2・3倍にも負担が増える提案は乱暴」と指摘し、今津市長は「市民から寄せられた多くの声や議会での議論を踏まえ、総合的に判断することが重要」と答弁しています。財政事情で市民生活支援を廃止すべきではありません。