旭川市政が今津寛介市長になって3年が経過しました。
子ども医療費助成を中学校まで無料化したことや小中学校にエアコン設置などは、判断が早い、決断力が高いと評価されています。
一方、重点政策の除雪には莫大なお金をかけ、条例も作りましたが、ルールとマナーを強調するだけで、除雪方式を改革するなどの具体的な手立てが見えません。
いじめ問題の真相究明について再調査はようやく終了しましたが、いじめ防止対策で一番肝心な学校現場への支援はほんのわずかです。
自衛隊に若者の名簿を同意なしに提供したことや、護国神社への参拝など、偏った政治姿勢も問題です。
当選後に発覚した統一協会との関係では、公約に影響したと思われる家庭教育支援などはそのままです。
市民広報やSNSを使った市長のPRやパフォーマンスばかりが先行していますが、新庁舎の市債返済やごみ処理施設の建設、文化会館の建替えなどが迫る中で、財政見通しや中長期の市政運営の方向性は未だに見えていません。
また、組織全体をどう動かすかなど、市長としての総合調整力の発揮については未だに疑問符が取れません。
日本共産党が第3回定例会に提案した「新型コロナウイルス感染症に対する経済的な負担軽減等を求める意見書」「核のごみ最終処分場選定の概要調査に進むことに反対することを求める意見書」は、自民会派と公明党が反対したために否決されました。