議会の混乱が起きた原因は、福居秀雄議長・中村のりゆき副議長が辞任手続きを完了した後に、強引に「辞任撤回」をしたことにあります。特に福居議長のこの間の強引な議会運営や差別発言は目に余ります。
4月9日、旭川市議会の議場に初めて国旗・日の丸が掲揚されました。日の丸掲揚は、昨年10月に陳情がわずか1票差で採択。その後、各派会長会議で議論し、一致せず終了しました。
議長は議会の合意形成を十分はからず、国旗掲揚を強行。また、根拠とした地方自治法104条の事務の統理は、議会事務局が行う事務処理であり、政治判断は含まれていないため、越権行為であることが明らかです。
このような中で野党全員が議長不信任の動議を提出、1票差で否決となりました。このときの質問と討論で、自民会派が「各派会長会議は非公式、偉い人の密室協議」と批判したために、その後、各派会長会議が開催できなくなりました。
さらに議長は、4月25日の旭川地区保護司会定期総会の情報交換会で、来賓として挨拶に立ち、議長不信任の提出者を「赤い人」という趣旨の差別発言。民主、共産、市民、無所属横山議員の15人が抗議、謝罪・撤回を求める意見を5月1日に提出しています。