第2回定例会に異常な議案提案が行われました。
ひとつは、来年度完成する東旭川学校給食共同調理所の契約案件です。
もう一つは、この調理所を利用する中学4校の食器購入の予算です。
契約の議案では、調理所の厨房設備を磁器食器対応としているのに、別の議案では調理所に持ち込む食器を磁器食器とは違うPEN食器で提案していたのです。
共産党は、「ふたつの議案が矛盾している」「調理所が完成した際、PEN食器が持ち込まれても、新しい厨房では対応が困難」だと批判し、議案の取り下げを求めました。
さらに、旭川市も教育委員会も4つの中学校が購入する食器については、PENとも磁器食器とも決めていないと答弁。それに対しても、「行政意思が確定していないものを議案とすること自体、あってはならない」と批判しました。
しかも、4中学校が実際に食器を購入するのは来年度であり、「この段階で提案する理由も必要性もない」として、他の議員の賛同も得ながら修正案を提出しました。「矛盾する提案」「行政の意思決定前の提案」、「なぜ、いまなのか分からない提案」等々、西川市政の説明責任が問われるものでした。