まじま隆英議員は一般質問で介護保険制度の実態を明らかにして改善を求めました。
介護保険料は多くの方は口座から天引きの特別徴収ですが、無年金や年金額18万円以下の低年金者等一部の方は窓口で支払う普通徴収となっています。普通徴収の方の保険料滞納が大きな問題となっています。
もとより生活が成り立たない年金額であるため介護保険料の支払いが困難です。介護保険料の減額はありますが免除はありません。旭川市では年間約3万件の滞納が発生しています。
まじま議員は「全国で起きている介護保険料滞納は保険料引き上げの影響ではないか」と尋ねたところ、市は「要因の一つであると考えられる」と答弁。介護保険制度は滞納が続くとペナルティが発生します。介護サービスを受けた場合、滞納期間によって10割分全部負担する償還払いや、長期滞納の場合は自己負担分が3割へと跳ね上がります。実際に、負担が大きく介護サービスが利用できなくなった事例を紹介しながら旭川市に改善を求めました。
市は「個々の事情を考慮しながら、丁寧な対応に努めることで可能な限り必要なサービスを受けられるよう対応する」と答弁しました。