まじま隆英議員は第2回定例会で『保育士の処遇改善』について質問しました。保育士の処遇改善は平成25年度から始まっています。これまでの進捗状況と、今年度から始まる技能や経験に応じた処遇改善(キャリアアップ)の内容について尋ねると「平成28年度では、平成24度と比較して月額2万6千円改善したものの、北海道の全産業平均賃金に対して約6万円低い」と答弁しました。
まじま議員は、「一部の保育士を対象とするキャリアアップは、保育現場での格差を生み、チームワークを壊す懸念があるのではないか、研修に参加する場合の保育所に対する保障はどのようになっているのか」尋ねると「処遇改善の趣旨や改善額の設定根拠を丁寧に説明したい。また、対象者が研修を受講する場合、国から3日間の費用補償と市の保育体制充実費の補助がある」と答えました。
まじま議員は、職場に分断を生む恐れがある上、費用補償が充分ではないことを指摘しました。今後の市の対応について尋ねると、「引き続き、保育士という職業にやりがいを感じられるよう国に求めるとともに、労働環境改善に努める」と西川市長は答弁しました。