安倍政権による戦争法案策動のさなか、アジア・太平洋戦争の日本の敗戦から七〇年を迎えました。安倍首相は一四日、「戦後七〇年談話」を発表しましたが、国内外から厳しい批判の声があがっています。
終戦記念日の八月一五日、あさひかわ9条の会が「絶対に戦争をさせない道北集会&デモ」を開き、思想信条の違いを超えて約8百人が集まりました。
集会では地域9条の会や弁護士の方が次々とマイクを握りました。
西地域9条の会の斎藤智さんは「戦争はいつもウソとごまかしで始まります。先の戦争はアジアを欧米の植民地から解放する『大東亜共栄圏』すなわちアジアの国々が独立し共に栄えるためという名目で、侵略戦争を始めました。アベ自公政権は『秘密保護法』をつくって国民の口と耳と目をふさごうとしましたが、国民にばれてしまいました。今、主権者は国民です。国民が力を合わせて声をあげれば、戦争法案は実現不可能です。憲法9条を高く掲げて、みんなで頑張りぬきましょう。」とスピーチしました。
その後、市役所前広場から駅前を経て2条買物公園まで「戦争なんて ぼくはしないよ みんなの想いをひとつにつなごう」「いまの法案 あなた知ってる? 安保法案 何かヘンじゃね? いまの法案 あべこべミックス」などと若者が知恵を出し合ったコールを唱和しながら、たいへん暑い中を行進しました。
毎年8月15日には、旭川労働組合総連合(旭労連)、原水爆禁止道北協議会(道北原水協)、旭川平和委員会等が「赤紙(復刻版)」の配布を行っています。
今年は旭川共同行動実行委員会のレッドアクション(戦争法案廃案街頭宣伝署名行動)の時間帯に合わせて「赤紙」を配布しました。
また、それに続く毎週土曜定例の共産党の街頭宣伝では、真下紀子道議、小松あきら、のとや繁、石川厚子、まじま隆英の各市議が宣伝しました。
「安倍首相が七〇年談話を発表した。『侵略』『植民地支配』『反省』『おわび』といった言葉は盛り込んだものの、日本が国策を誤り、植民地支配と侵略を行ったという『村山談話』に示された歴史認識はまったく語られず、『反省』と『おわび』も過去の歴代政権が表明したというだけで、自らの言葉ではない」「戦争法案を廃案に追い込み、憲法9条を守り抜こう」などと訴えました。