7月11日、あさひかわ東地区9条の会が主催し、「教科書からはじまっている戦争する
国づくり」をテーマに学習講演会を行いました。講演は「子どもと教科書全国ネット21」事務局長の俵義文さんが行いました。俵さんは安倍政権の憲法改悪を推進する教科書の実態について資料をもとに説明しました。「今回は育鵬社・自由社を支援している安倍首相の下で行われる教科書検定であり非常に危険である」と指摘しました。また、出版社ごとの項目別対比表を使い、2社の教科書がいかに歴史を歪め戦争を美化する内容かを紹介しました。俵さんは、「育鵬社の公民教科書には安倍首相の写真が15枚も載っていて、政府の広報誌の役割を果たしている。安倍政権のパンフレットだといっても過言ではない」と話します。東京大田区と横浜市で多く育鵬社の教科書が採択されていることをあげ、「運動が弱くなって採択されてしまったが、(運動を)緩めてはならない。日本国憲法に立脚した教科書の採択を求める声をあげましょう」と結びました。