今津寛介市長は市政方針で、花咲スポーツ公園の新アリーナと東光スポーツ公園の複合体育施設を、2030年度同時にオープンを目指すと述べました。
2018年3月に策定された公共施設等総合管理計画・第1期アクションプログラム本編では「新規整備については、既に計画として策定済みのものや供給処理施設以外は見合わせます」と記されています。東光スポーツ公園基本計画が策定されたのは2016年でり、アクションプログラム本編の前ですが、花咲スポーツ公園新アリーナ等基本計画(案)は今年の1月に示されたばかりです。
花咲スポーツ公園新アリーナの建設費は約140億円、東光スポーツ公園の複合体育施設の建設費は未定ですが、100億円は下らない見込みです。
市は、市役所建設の借金の返済、文化会館の建替え、ごみ処理施設の建設などを控え、厳しい財政状況です。
新たに二つの体育施設の同時開設は、市の財政をさらに悪化させる危険性があります。
大規模事業の優先順位や財政見通しを立てる必要があり、今津市長のリーダーシップが問われます。