旭川市議会第3回定例会は補正予算審議、いじめ再調査報告への緊急質問、一般質問、令和5年度決算の認定を審議し、10月10日に閉会しました。
日本共産党市議団はいじめ再調査報告に対する質問に能登谷繁、一般質問に石川厚子、中村みなこ議員が立ちました。令和5年度決算の認定にあたっては大綱質疑と総括質疑にまじま隆英議員が立ちました。ツルハ中央ビルの不均一課税や永山取水施設に対する全額免除、アドベンチャートラベル費用の決算が示されないことから決算認定に反対しました。
ツルハなどの固定資産税全額免除廃止を
「旭川市都市機能の誘導に係る固定資産税の不均一課税に関する条例」は中心部の特定施設に固定資産税を5年間減免するものです。令和5年度において2社から申請を受け1千145万円を減額しています。自主財源が不足していると言いながら、市民には厳しい徴収を行い、特定企業に対して税を免除することは問題です。日本共産党はこの条例の廃止を求めてきました。この条例は令和6年1月1日で期間終了しましたが、免除は令和8年度まで続きます。税の公平性の立場から看過することはできません。
永山取水施設の使用料、日本製紙など8,000万円免除
2023年度の日本製紙とJR北海道の永山取水施設の使用料は、合計8千万円を超える額が免除されています。市民要望、住民サービス増進のための自主財源確保に努める必要がある中で、多額の使用料を全額免除するという行為は、適切なものとは言えません。
アドベンチャートラベル決算公開せよ
令和5年度予算において、党市議団は、この事業に対して税金を投入することに慎重な対応を求めました。決算年度、ポストサミットアドベンチャーが9月に実施されました。決算内容は「受託者の不利益につながる恐れから開示困難」との答弁。必要な情報も得られないことから、認定できないと判断しました。