精神障害者がバスの運賃の割引を受けるためには、降車時に障害者手帳の提示が必要です。その際の抵抗感やトラブルに苦痛を感じるという声を紹介。他の障害種別と同様、割引適用のICカード利用ができないのかと質問。割引制度を行っているのがバス事業者か市なのかの違い、システム改修費用、精神障害者だけにある手帳更新に伴う窓口負担などの課題があることが示されました。
誰もがバスを利用しやすくなるよう割引制度の拡大を求めました。
次に、ケアラー(在宅介護)の支援について質問。家族介護は表面化しにくく実態把握は不可欠、孤立感や不安を抱えて介護をされている方たちへ今ある支援では不十分だと指摘。他市の取組を紹介し、市のケアラー条例制定も視野に入れて支援の拡充を求めました。支援の充実に向けての事業展開を検討していくと答弁がありました。
子どもの権利条約を批准して30年。市民全体の子どもの権利の周知理解が進む取組を求めました。また、本市の中絶・梅毒件数やいじめの観点からも、包括的性教育の必要性を指摘。学習指導要領のはどめ規定にとらわれない授業が可能であることを明らかにし、現存の出前講座を全員が受けられる体制を求めました。