今津市政になって2年、「可もあり、不可もあり、先が見えない」というのが率直な評価です。
子ども医療費助成の中学卒業まで無料化や小中学校にエアコン設置の検討などは判断が早い、決断力が高いと評価されています。
一方、重点政策の除雪は、お金をかけ、条例も作りましたがルールとマナーを強調するだけで、除雪方式を改革するなどの具体的な手立てが見えません。
いじめ問題の真相究明は再調査が進まず、未だに結論が出ていません。いじめ防止対策で一番肝心な学校現場への支援はほんのわずかです。
新庁舎の市債返済が始まり、ごみ処理施設の建設、文化会館の建替えなどが迫ったなかで、財政見通しや中長期の市政運営の方向性が見えません。
自衛隊へ若者の名簿を同意なしに提供したことや、護国神社への参拝など、偏った政治姿勢も問題です。統一協会との関係では、家庭教育支援など公約に影響したと思われるものは未だに払しょくされていません。
市民広報やSNSを使った市長のPRやパフォーマンスが先行しています。大事なのは困難ケースにどう立ち向かうか、組織全体をどう動かすか、総合調整力が問われます。