上下水道減免廃止で負担が2・3倍はダメ
小松議員は一般質問で上下水道の減免制度廃止について質問。水道局では来年度から、水道料金の15%値上げと生活保護世帯と独居高齢者世帯に対する減免制度を廃止するとしています。
水道料金の見直しは1992年以来のもので施設も老朽化していることからやむを得ない側面があります。一方、減免制度の見直しは生活支援などを目的とするもので次元が違います。減免制度が全廃されると生活保護世帯は料金値上げと合わせ2・3倍の引き上げとなり、独居高齢者も大きな負担増となります。
小松議員が「乱暴な提案だ」「今年まで、必要な制度としてきたではないか」と追及。水道事業管理者は見直しの経緯を述べながらも、「整理すべき課題があり、寄せられた市民意見も踏まえ慎重に検討したい」と述べました。
また、小松議員が「減免した相当額が一般会計から補てんされている」として、今津市長の見解をただしました。市長は「市民から寄せられた多くの声や議会での議論を踏まえ、関係部局でよく協議し、総合的に判断することが重要と考えている」と答弁しました。減免制度見直しに対して市民などから一二五件の反対意見があり、賛成はわずか四件でした。