排除雪の課題解決を
昨年度の除排雪費は約35億円に膨らみました。石川厚子議員は、大綱質疑で除排雪の課題を取り上げました。
雪対策基本計画では、15㎝の降雪が見込まれるときは圧雪路面管理、生活道路の雪の厚さ30㎝を維持し、道路幅が確保できなくなった場合は排雪を行うとなっていますが、それでは市民要望に対応しきれていません。深夜から明け方にかけて10㎝ずつ3日間降り続けば、圧雪出動の基準内だとしても市民生活に影響を及ぼすことになります。
こうした基本計画における課題の他に、公共工事設計労務単価の上昇による除排雪費用の増大、燃料費の高騰といった財政的な課題、堆積場の問題、除雪を実施する企業数の減少やオペレーターの高齢化という課題もあります。
これらの課題にどのように向き合うのか質したところ、赤岡副市長は「現在、雪対策審議会において、雪対策基本計画の中間見直しを行っており、除排雪事業を取り巻く情勢や気象状況の変化など課題解決に向け議論をしている。今後も、市民、企業、行政が、それぞれの役割や課題認識を共有しながら、知恵を出し合い創意工夫をして、しっかりと議論し、一つひとつ課題を解決していくことが重要である」と答弁しました。