まじま隆英議員は新年度予算を審議する特別委員会で市立旭川病院の経営問題について質疑を行いました。
市立病院は地域医療を支えていますが、令和元年と令和2年度も緊急・特例的に基準外繰り入れが行われる厳しい経営状況となっています。
まじま議員は「厳しい中でも経営指標を十分に分析すること、病院経営に詳しい有識者が『人員抑制や経費削減ではなく、職員を増やすことで収益を増やすことができる』と言っている。そうした方向にすすむ必要があるのではないか」と迫りました。
病院事業管理者は経営指標の分析の重要性、職員を大切にし、先行投資を行う考え方について同様の考えであるという認識を示しました。
その上で、「地域医療構想がすすめられているが、その本質は公立公的病院に対する補助金や繰入金を削減することだと考えている。同じ医療機能ならば民間にというのが根底にある。民間病院でできない場合はどうするんだということが今回の新型感染症にあらわれている。新型コロナウイルスの感染がどうなるかわからないが、大幅な収益減となっても公営企業の本来の目的である公共の福祉の増進に努めたい」と答弁しました。