予算案を審議してきた市議会は3月?25?日に閉会しました。日本共産党は、市民生活の深刻な実態を明らかにしながら、国保料の引き下げ、子ども医療費助成の拡充などで質疑を展開。また、談合事件や永山取水施設をめぐる不公正な問題では厳しく質問しながら改善を求めました。代表質問では小松団長が、予算案に対する大綱質疑は、のとや幹事長、石川議員が、それぞれ質問に立ちました。また、予算審議の市長総括質疑には太田議員が立ちました。
市民生活は深刻
小松晃議員の「市民生活の実態はどうなっているのか」という質問に、西川市長は「?24?年度の就業調査によると、市内の非正規雇用者数は6万2千2百人で雇用者全体の44.4%を占め、年収200万円以下の収入世帯は全世帯の28.8%になっている」と答え、深刻な状況にあることを示しました。また、国が実施しようとしている70歳からの医療費の窓口負担を現行の1割負担から2割に引き上げられた場合、新年度は4千6百人に影響がでるとし、増加する負担は、年間ひとりあたり約5万円になる見込みを示しました。日本共産党市議団は、深刻な市民生活に向き合い、市民生活の支援策を拡充すかべきと、国保料のさらなる引き下げ、子ども医療費助成の拡充などをもとめ論戦しました。
支援策の拡充を
4人の市議団はこうした状況から見て、急がれるのは市民生活への支援策だとして、国保料のさらなる引き下げや子ども医療費助成の改善について、具体的提案を行ないながら論戦しました。
残された課題
住民訴訟に先立ち、市議団では12月2?日に「3億4千万円の税金逃れは許さない」として市民集会を開き、永山取水施設の問題を報告しました。この集会には、一般市民のほか住民監査請求をした市民や畑地弁護士、浦澤弁護士など?50?名が参加しました。
今後の対応をチェック!
市議団では、訴訟と並行して進められる取水施設の使用許可など、今後の是正措置についても、市の対応をしっかりとチェックしていきます。