第4回定例市議会で石川厚子議員は、コミュニティースクールを取り上げました。
コミュニティースクールとは、小中連携・一貫教育の取り組みをベースに、学校と地域住民・保護者が、学校の運営や必要な支援について話し合う仕組みである「学校運営協議会」を設置している学校です。
旭川市内では、昨年度にモデル地区8校で導入し、今年度は49校、来年度はすべての小中学校でコミュニティースクールの取り組みを実施する予定です。しかし、昨年度から実施したばかりで、その検証もまだ行われていません。
旭川市は「小・中学校適正配置計画」に基づき、通学区域の見直しにも取り組んでいますが、計画通りに進んでいません。一つの小学校から複数の中学校に分かれて進学する子ども達もいて「9年間を見通した系統的・計画的な教育活動」というコミュニティースクールのメリットが受けられるのか疑問です。
石川議員は、適正配置の観点からみてもコミュニティースクールを全小中学校に導入するのは、次期尚早ではないかと質し、黒蕨教育長は、まずは、学校と地域とでコミュニティースクールへの理解を深め『急ぐことなく』取り組みを進めていきたいと答えました。