紙智子参議らは2016年9月1日、旭川市農政部やJA東旭川を調査し、意見交換しました。
JA東旭川では畑山義裕組合長らが応対し、農家の被害状況や今年の作況について示し、米価の下落やTPPなどの課題についても意見交換しました。
米価の問題で、畑山組合長は「現在、生産調整が半減し7,500円になり、2018年に廃止になれば、間違いなく収入減になる。耕作面積が多くてもプラスにならない」「今年は良くても、その先コンビニなどで使う米価が下がる」「米価が安定してもらうのが一番だ」と語りました。
紙議員がTPPの問題について「まだ決まったわけではない、今度の国会が焦点になる」と話すと、畑山組合長は「コメに影響ゼロは絶対にない。なんとか阻止してほしい」「農業以外の分野のTPPの問題点ももっと知らせてほしい」と応じました。
市民の声
介護保険をテーマに懇談 - 旭川・上川社会保障推進協議会
旭川アカシア会の福祉懇談会に参加
東旭川ペーパン地域:災害復旧を急いで! 紙智子参議院議員よ日本共産党旭川市議団が調査
日本共産党の紙智子参議院議員は2016年9月1日、旭川市を訪れ、連続して道内に上陸した台風による大雨や河川の氾濫などで被災した農家を見舞い、被害状況の調査を行いました。併せて、次の国会の焦点となるTPPや米価の下落問題、今年の作況や被害の状況、新規就農者の支援などについて、旭川市やJA東旭川と意見交換しました。真下紀子道議とのとや繁・小松あきら・石川厚子・まじま隆英の各市議が同行しました。
東旭川ペーパン地域
東旭川ペーパン地域では、ペーパン川は2016年8月20日続き、23日にも堤防が決壊し、水田や畑などが冠水し、ビニールハウスが倒壊しました。
豊田地区の農家の男性は「川の決壊後5分で水が来た。トマトのハウス5棟が全部倒壊した」「共済で直せるのはハウスだけ、野菜の被害はどうなるかわからない」「激甚災害を適用して災害復旧を急いでほしい」と訴えました。
さらに、8月20日に真下紀子道議とのとや市議が調査した時に決壊が判明し、道と市に連絡し、通行止めなどの対策をとった東旭川米原の福島橋の決壊箇所を調査しました。
被害にあった農家の方は「水田が砂利だらけになり、来年以降耕作できるか心配」と話していました。
紙議員は「災害復旧と補償に一刻も早く取り組むよう国に働きかけ、農業被害対策については国会でも取り上げていきたい」と話しました。