「税負担の公平性」が保たれているとは言い難い!

永山取水施設の 調査報告も指摘

税の滞納者には差し押さえを乱発し

日本製紙には3億円もの課税を放棄!

第3回定例議会が2013年10月11日閉会しました。 この議会の役割の一つに前年度の決算認定があります。

日本共産党は、永山取水施設問題で、旭川市が民間企業の税負担回避に関与した疑いがあると指摘、 「本来、あるべき税収が確保されていない決算」だとして、一般会計決算認定に反対しました。 また、第3回定例会では、民生児童委員の活動費問題や介護保険制度、就学援助制度などをはじめ、 市民生活や契約などに関する課題についても各議員が質疑を行いました。

永山取水施設の調査結果

永山取水施設に関する調査結果がまとめられ、2013年9月27日に報告されました。 この調査は「日本製紙の負担すべき固定資産税3億4千万円(14年間)が、 旭川市も関与して回避された」という小松議員の指摘を受けて市長が指示したもの。 調査結果報告書では「税負担の公平性から見ると、公平性が保たれているとは言い難い」と指摘しています。 しかし、その他については「確認できなかった」、「記録がなかった」として解明には程遠いものとなっています。

ただちに是正措置を!

第3回定例会で日本共産党は、「調査報告」をもとに市長の見解をただすとともに、日本製紙に固定資産税の負担を求めること、 また、日本製紙が許可を得ないで取水施設を使用している違法な状態をただちに是正することを大綱質疑や分科会質疑で求めました。 また、市議団は、旭川市が固定資産税や国保料を滞納している市民に、 年間で3千件以上の「差し押さえ処分」を乱発していることを指摘し、 「日本製紙に対する甘い対応とはあまりにも違う」と追求しました。

太田議員が総括質疑

市議団の質問に、市長はじめ市の幹部は「是正すべきは是正する」としながら、 具体的なスタンスは不明です。太田元美議員は、市長に対する総括質疑で「税負担の公正性を確保すること。 また、許可を得ないで取水施設を使用している日本製紙と協議し、法と規則にのっとった対応を」と改めて求めました。 西川市長は「財産のあり方について是正も必要と考えており、日本製紙とも協議する」と答弁しました。

石川議員が反対意見

市議会最終日、石川厚子議員が日本共産党を代表し, 「過去に行われた事務とは言え、これまでの14年間で3億4千万円の税収が確保されていないことは重大であり、 この内容が含まれている決算を認定することに賛成できない」と述べました。

民生委員が活動しやすい環境を

のとや繁議員は、民生児童委員の活動について質疑し、無報酬のボランティアでありながら、 地域の見守り活動や福祉機関との連携など様々な重要な役割を果たしている、 わずかに実費弁償されている活動費は全道では最低金額であり、財政破綻している夕張市よりも低い状況、 全国の中核市の中でも最低であることを明らかにしました。 のとや議員は、国から交付税措置されている年額5万8千200円は最低基準であり、 ピンハネしてはならない、また市が親身な活動支援を行うことが緊喫の課題であると指摘しました。

西川将人市長は 「できる限り負担軽減に努める、活動費及び地区協議会への補助金額の検討を行ってまいりたい、 民生委員が活動しやすい環境づくりに努めてまいります。」と、改善の方向性を答えました。


永山取水施設の問題… 今後どうなる?

「民間企業の税負担回避に市も関与したのでは?」 日本共産党市議団の問題提起から、市長も調査を指示し、その結果が報告されました。 今後、市として、公正性の面から何らかの対応を取ることになります。その内容をしっかり監視をすることが必要です。